シマツナソ(縞綱麻、Corchorus olitorius) シナノキ科の一年生草本。別名をタイワンツナソ、ナガミツナソ、ジュート。近年はアラビア名のモロヘイヤ (Molokheiya ) でも知られる。モロヘイヤの語源は、古代エジプト語の「王様の物」の意味のムルキアという言葉から来ている。 エジプト周辺で多く栽培される緑黄色野菜のひとつで、カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンCに富み、抗酸化作用のあるクエルセチンを多く含む。日本に入ってきたのは1980年代と言われ、ほとんどが食用とするために栽培される。日本各地で栽培されており、宮城県大郷町などが有名。 葉部を食用とし、刻んだりゆでたりするとムチンによる特有の粘りを呈する。中東と北アフリカでは、刻んで肉(羊肉、鶏肉など)と煮込むことが多い。お浸し、スープ、天ぷらの他、パンやクッキーの材料にもなる。 原産地はインドまたはエジプトと推測される。
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