ボーイング777-300ER
777-300型機の航続距離延長型であり、747-400型機の後継需要向け機種として設計された。エアバスA380-800型機及び747-400型機に続く3番目に大きな商業旅客機である。最大航続距離は7,880海里(14,594km)。初飛行は2003年2月24日である。

この777-300ER型機は115,300 lbf(513 kN)の推力を生み出す現在世界で一番強力なターボファンエンジン、GE90-115Bエンジンを搭載したほか、多くの改造がなされた。777-300より主翼が延長されており、翼端は角度を付けて後方に曲げられているレイクドウイングチップが装備されている。これは777-200LR、767-400にも採用されており、747-8でも採用予定で近年のボーイング機ではトレンドになりつつある。

777-300ER型機のローンチカスタマーは最初に合意発注した日本航空であり、試験飛行に使用された2機は全て日本航空の機材である(なお、最初に有償運航開始したのはエールフランスである)。なおこれら2機はワールドツアーの一環で日本にも飛来している。試験飛行時はワールドツアーも掛けてか「世界地図」の塗装が施され、試験機としては珍しい「特別塗装機」ともなった。

日本では日本航空と全日本空輸がこの型を運用中。両社とも主に、アメリカ線などの長距離路線に投入しているが唯一、伊丹 - 成田線で国内線運用がある。

この型の導入を進めている航空会社のほとんどは、747シリーズで就航していた路線をこの型に置き換えている(例:日本航空や全日本空輸、エールフランス等)。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


エコノミー座席配列 2−4−2