モロッコ王国 通称モロッコは、北アフリカ北西部のマグリブに位置する立憲君主制国家。 東にアルジェリアと、南に西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)と、北にスペインの飛地(セウタとメリリャ)に接し、 西は大西洋に、北は地中海に面している。 首都はラバト。 南に接する西サハラはスペインが放棄後、モロッコと現地住民による(亡命)政府であるサハラ・アラブ民主共和国が領有権を主張している。 モロッコは西サハラの約7割を実効支配しているが、国際的には認められていない。 実効支配下を含めた面積は約599,500km2(うち、西サハラ部分が189,500km2)、人口は33,848,242人(2014年国勢調査)。 地中海世界とアラブ世界の一員であり、地中海連合とアラブ連盟とアラブ・マグリブ連合に加盟している。 モロッコはサハラ・アラブ民主共和国を自国の一部であるとの立場から独立国家として承認しておらず、 1984年にサハラ・アラブ民主共和国のアフリカ統一機構(2002年にアフリカ連合へ発展)加盟に反対して同機構を脱退、 アフリカ大陸唯一のアフリカ連合(AU)非加盟国になっていたが、2017年1月31日に再加入した。 〇経済 2015年のモロッコの国内総生産(GDP)は約1,031億ドルである。国民一人当たりのGDPは3,079ドルとアフリカ諸国では比較的高い水準にあり、アジアなどの新興国に匹敵するレベルである。 鉱業生産は、リン鉱石(採掘量世界第2位)、鉛鉱(同7位)、コバルト鉱(同8位)が有力。銅、亜鉛、金、銀なども採掘しており、天然ガスも豊かである。ただし原油の採掘量は1万トンと極めてわずかである。 日本との貿易では、輸出がタコ(61.1%)、モンゴウイカ (7.3%)、衣類 (5.1%)の順で、リン鉱石も5位に入る。輸入は、乗用車 (32.4%)、トラック (28.6%)、タイヤ (5.6%)である。 〇言語 アラビア語とベルベル語が公用語である。国民の大半は日常生活ではモロッコ特有のアラビア語モロッコ方言を話しているため、他のアラビア語圏の住人とは意思の疎通が困難である。また、かつてフランスの保護領であったためフランス語が第二言語として教えられている、全世代に通用するなど準公用語的地位となっている。一方、北部モロッコではスペインの影響が強く、スペイン語もよく通じる。公文書は基本的にアラビア語、一部の書類はフランス語でも書かれる。商品や案内表記等はアラビア語とフランス語の併記となっていることが多い。 〇宗教 1961年にイスラム教が国教となっており、イスラム教スンニ派が99%を占める。キリスト教とユダヤ教も禁止されてはいない。 〇教育 7歳から13歳までの7年間の初等教育期間が義務教育期間となっているが、就学率は低い。モロッコの教育は初等教育を通して無料かつ必修である。それにもかかわらず、特に農村部の女子を始めとした多くの子供たちが未だに学校に出席していない。教育はアラビア語やフランス語で行われる。2004年のセンサスによれば、15歳以上の国民の識字率は52.3%(男性65.7%、女性39.6%)である。非識字率は約50%であるが、農村部の女子に至っては90%近くにまで達する。 〇性転換手術 モロッコのマラケシュに在住していたフランス人医師ジョルジュ・ビュルーにより開発されたことに起因する。ビュルーが手法を確立した1950年代後半以降、フランスの有名なキャバレー「カルーゼル」に所属していた多くの「性転換ダンサー」たちがビュルーの手術を受けたことから有名になり、一時期は世界中から、「女性に生まれ変わりたい」という願望を抱く男性たちが大量にマラケシュのビュルーの元に押し寄せる状況が見られた。 芸能タレントのカルーセル麻紀や女優の光岡優などがモロッコに渡航してビュルーの執刀による手術を受けている。 なお、ビュルーは1987年に亡くなっており、今日では性転換を希望する人は手術してくれる病院・医師の数が豊富なタイで受けるのが主流となっている。 引用;Wikipediaより |
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●グリーグの『ペール・ギュント』とモロッコ ペール・ギュント(Peer Gyn)はtノルウェーの劇作家 H.J.イプセンの戯曲。5幕。 1867年刊,76年クリスチャニア (現オスロ) で初演。 ノルウェー人の偏狭さを風刺した幻想的な韻文劇。 ノルウェー民話の伝説的人物ペール・ギュントを主人公に,その無節操,楽天的な生活を描き, 最後に彼は失いかけた自己を愛人ソルベーグの愛のなかに見出す。 イプセンの求めに応じて E.H.グリーグが作曲した音楽が有名 (『ソルベーグの歌』『アニトラの踊り』など) 。 引用:コトバンクより ○ 第1組曲 前奏曲『朝の気分』 (第4幕): モロッコのサハラ砂漠の日の出をあらわし、アフリカに渡った主人公の爽快な気分を表現している。 |
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「ペール・ギュント」 から 「朝の気分」 グリーグ |
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●映画「カサブランカ」 第二次世界大戦にアメリカが参戦した翌年の1942年に製作が開始され、同年11月26日に公開された、 物語の設定時点の1941年12月時点では親ドイツのヴィシー政権の支配下にあった フランス領モロッコのカサブランカを舞台にしたラブロマンス映画。 監督はマイケル・カーティス。主演はハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン、配給はワーナー・ブラザース。 引用;Wikipediaより |
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カサブランカ 米国版予告編 |
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●映画「マリアンヌ」 カサブランカが登場 、ロバート・ゼメキス監督、スティーヴン・ナイト脚本によるロマンティック・スリラー映画である。 出演はブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、ジャレッド・ハリス、サイモン・マクバーニー、リジー・キャプランらである。 時は第2次世界大戦下の1942年、ケベック出身のカナダ人工作員のマックスはモロッコにてフランス人工作員のマリアンヌと出会う。 2人で協力して、モロッコで開かれたパーティーに出席したナチス・ドイツの要人暗殺作戦を成功させて脱出した果てに、恋に落ちた2人は結婚する。そして2人の間には子供も生まれ、生活は幸福に満ちていたが、ある日マックスは呼び出しを受ける。 そこでマックスは思いもよらぬことを言われる。 「君の妻マリアンヌに二重スパイの疑いがある。君の手で始末しろ」 突然の事態に動揺するマックスを追い詰めるかのごとく、この命令は絶対的なもので、もし断ればマックスを処刑するとの宣告も下される。 当のマックスはマリアンヌが無実であると信じ、それを証明しようとする。 引用;Wikipediaより |
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マリアンヌ 予告編 |
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●映画「モロッコ」 ゲイリー・クーパーとマレーネ・ディートリヒ主演(1931年2月25日日本公開) 外人部隊に属するトム・ブラウン(ゲイリー・クーパー)は女たらしで有名である。 次々に女を変えていたトムだが、ある日駐在しているモロッコの酒場で、アミー・ジョリー(マレーネ・ディートリヒ) という名の歌手に出会い、恋に落ちる。 しかし、セザール副官(ウルリヒ・ハウプト)が妻(イヴ・サザーン)とトムの関係を知ったことから 懲罰の意味でトムは最前線に送られることになる。 別れを告げるためにアミーの前に現れたトムだったが、金持ちのベシエール(アドルフ・マンジュー)が 彼女に求婚していることを知り、彼女の幸せのためにとその場を後にする。 ベシエールと婚約することになったアミーだったが、トムが負傷したと聞くと、 ベシエールにせがんで急いでトムが入院している病院に向かう。しかし、トムは怪我をしたふりをしていただけだった。 アミーはトムと再会するが、トムは再び戦地に赴くことになっていた。 アミーはトムの部隊を見送る。しかし、部隊に付き従って行く女たちの姿を見たアミーはベシエールに別れを告げ、 自分もその女たちとともにトムを追いかける。 引用;Wikipediaより |
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映画「モロッコ」予告編 |
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●風とライオン ショーン・コネリーとキャンディス・バーゲン主演の1976年4月24日日本公開のアメリカ映画 20世紀初頭のモロッコを舞台に、「血とコーランからなる」砂漠の王者と、アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズヴェルトが激突する。 公開当時は黒澤映画の信奉者であるミリアス監督の「サムライ映画」とする酷評もあった。 ジェリー・ゴールドスミスのスコアは傑作。 ちなみに、主人公のライズリーは実在したベルベル人の族長であり、1904年に誘拐事件を起こしている。 そして、米国がアラブを理解しようとした映画でもある。 この当時の米国のアラブへの理解が21世紀の現在とどれほど異なっているのか、 それを考えるとこの作品は時代史を紐解く貴重な作品だといえる。 引用;Wikipediaより |
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風とライオン 英語版予告編 |
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ミッションイン・ポッシブlル ローグネイション カサブランカ ハッサン2世モスク |
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