2003年3月22日
 バニラが当方に来てから1年半が経ちました。犬もそうでしたが、猫にもいろいろ個性があっておもしろいものです。

彼女の1日を紹介しますと、

朝6時半起床、えさの催促をします。妻の枕元に座って『ふにゃ、ふにゃ』と甘えた鳴き声で起こします。それでも起きなければ胸元あたりに座り込んで前足で顔を触ります。(最近では起こされるのがかなわないので寝る前にえさを入れておきます)

食事を食べると次は爪とぎを始めます。それが終わるとベランダへ出してくれと甘えた声を発します。仕方がないので少し戸を開けてやるとベランダに出ていきます。どうも雀の鳴き声が気になるようでじっと様子をうかがっています。

午前7時30分、当方の朝食開始。バニラを部屋に戻します。(最近、油断するとベランダの手すりの上に昇るようになって危ない。) 15分くらい妻の膝の上にのって目を細めて前足をしゃぶっています。それがすむと残りのえさを食べます。その後はどこにいったのか雲隠れしております。

午後は例によって押入の布団の上で気持ちよさそうに寝ています。最近は押入の戸を開けるのがうまくなって前足で器用に戸を開けます。夕方になり私が戻ってくると、必ず押入の中をのぞきますので迷惑そうにしています。妻と娘が帰ってくると押入から出て挨拶にきます。どうも男嫌いのようで私と息子が帰っても絶対に挨拶には出てきません。

夕食のえさを食べた後はこたつの中に雲隠れ、こたつのスイッチを入れたままにしていると延びきった餅のようになって寝ています。

午後11時、妻が風呂に入ろうと洗面所に向かうと、さっとどこからともなく現れて後ろを追っていきます。そして風呂場の前で出てくるまで座って待っています。まるで忠犬ハチ公のようです。我が家では忠猫バニラと呼んでいます。

午前1時、みなが寝静まると、部屋の中をうろつきはじめ、俄然元気になってきます。光る物や小さくて転がるものが好きで前足で転がして遊んでいます。やはり猫は夜行性動物であることがよくわかります。
その後はいつのまにか妻の足下の布団の上で寝ています。布団のど真ん中を占領するので足を横に置かなければならないので困ってしまうと言っておりますが、なついてくれるので仕方がないと我慢しておるとのことです。