2004年9月13日 家族には見せたくない新聞記事
山里暮らし、ペットも長生き 中村重行・日本野あそび協会代表
『野あそびしましょう』より
毎日新聞 2004.9.11朝刊
 海抜450bの京都北山の自宅で犬4匹を飼っています。
都会から山里へ引っ越してきて25年の聞、犬、猫、アヒルなどいろいろな動物を飼い続けてきましたが、自然豊かな中で暮らしのすせいか、みんな長生きしてくれます。幸せなペットたちです。

 捨てられた犬猫を飼うことが多いのですが、京都御所で拾った雌猫のことは忘れられません。驚くなかれ、23年も生きたんです。年齢だけ見ると、まさに″化け猫″の部類です。

 毎日、山の中や田畑で、生きた獲物を狩りに出かけて、ネズミ、トノサマガエル、ヘビ、野鳥、はたまたイタチの子どもまで、生きたままくわえて帰ります。一度私たちに見せてから家の中で食べるのです。夜中、真っ暗な枕元でガリガリ、ピチャピチャと何とも言えない音が聞こえてくる時があります。

 新鮮な獲物ばかり食べて長生きしたのでしょうが、さすがに晩年は牙も抜けてしまって狩りも出来ず、主食はキャットフードになりましたが・・・。人間だけでなく、ペットたちも、都会で味わえない「ぜいたく」な募らしを楽しんでいます。
うちの猫がこんなだったらまさに家族はパニック状態におちいるでしょう。

このネコは記事とは関係ありません。
私の勤務先の庭にいるノラちゃんです。
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