チュッパチャプス
チュッパチャプス (chupa chups) とは、スペインのバルセロナで誕生した、棒付きキャンディの商品名、またそのキャンディを販売する会社名である。日本では1977年から森永製菓が輸入販売している。

1969年にチュッパチャプスの考案者であるエンリケ・ベルナートは、チュッパチャプスを世界展開させる際にロゴをスペインの芸術家であるサルバドール・ダリに一緒に食事をした際に依頼した。依頼をされたダリはその場でナプキンにデザイン画を描いた。そのデザイン画をエンリケは大変気に入り、現在のロゴの原型とした。このことについては深夜時代の「トリビアの泉」で紹介された。

チュッパチャプスは発売当初「チャプス」という名前だったが「チュッパ チュッパ チュッパ チュッパチャプス(なめろ! なめろ! なめろ! チャプスをなめろ!)」というテーマがラジオCMで流れて以来、現在の「チュッパチャプス」と呼ばれるようになった。

チュッパチャプスが世界に広まった一因としては、1990年代前半にFCバルセロナを率いていたヨハン・クライフが持病の心臓病のために禁煙をしなければならなくなり、代わりにベンチでチュッパチャプスを舐めていたのがTV放送に写った為というのがある。 これはチュッパチャプス本社も認めており、それからFCバルセロナの公式スポンサーをしている。

映画『デスノート』のL役の松山ケンイチが製作発表時チュッパチャプスツリーを抱えて登場し、その後会場の人々に配った。なお、このチュッパチャプスツリーは一部コンビニでも販売されている。

漫画「魔人探偵脳噛ネウロ」第97話にて、弥子がチュッパチャプスを舐めているコマに「30円」と描かれているが、作者の松井優征はこれを描いた時チュッパチャプスが値上がりして42円になった事を知らなかったらしく、翌週のWJの作者コメントで「ショックを受けた」旨を語っていた。ただし、コミックスにおいての修正等はされていない。
スペイン人モトGPライダーホルヘ・ロレンソのスポンサーとして有名。彼はレース後表彰台でもチュッパチャプスなめる。以前には同じくスペイン人ライダーのエミリオ・アルサモラをスポンサードしていたこともあった。


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