95:オリベッティのミニコンの思い出
オリベッティのタイプライターを見て思い出した。
昭和50年(1975年)頃と思うが、運動負荷試験後の呼気ガス分析の計算にオリベッティのミニコンを使っていたのを思い出した。一時は機械式の計算機を使っていたのでその便利さは格段であった。
このミニコンはおそらく、プログラマ101と思われる。

プログラマ101
引用:フリー百科事典Wikipedia
ただし、プログラミングは自前でやらなければならなかった。
プログラミングはアセンブラーを簡略にしたものでしろうとでも十分に扱えた。
メモリ用のレジスター、変数レジスター、計算エリアを使って計算を行う。
コンピュータというよりプログラマブル電卓と考えたほうがよいしろものだった。
10×20cmの磁気カードにプログラムを記録できる。
しかし、呼気ガス分析の計算は一度には出来ず、いったん途中までの計算結果を保存して2枚目の磁気カードで後半のプログラムを実行させていた。
そうしないとプログラム領域が変数領域に食い込んでしまい計算が出来なくなってしまう。
今から考えると電卓以下のしろものだった。

その後に使っていたのがシャープのポケコンPC−1300(現物の写真あり)
プログラムはプラスチックの細い磁気カードを使って読みこんでいた。
プログラムはミニフォートランというが、上記のプログラマ101とよく似ていたように思う。

しかし、現在のプログラムはBASICにしてもやたら長くなっている。これではとてもしろうとには手が出せない。
もっとシンプルにできないものだろうか・・・。
※現在では質量分析器でコンピュータが即座に解析してくれる。

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