ラジコンヘリ『ドローン』の事故 | ||
2015.01.21 | ||
あわや、大惨事!夜間繁華街にラジコン墜落、テレビ塔の電波が影響か、コウモリに衝突か? |
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・Australian triathlete injured after drone crash BBCニュース 7 April 2014 トライアスロン中のオーストラリア人男性が、操縦不能になったドローンが頭部に当たり怪我。 ・ビルのバルコニーから飛ばしたドローンが、グランドセントラル駅へ歩いていた歩行者の足下に墜落 2013.10.02 ・Drone crashes into Navy ship injuring 2 in California カリフォルニア沿岸で海軍がテスしていたドローンが、異常を起こし墜落、海兵2人が負傷。November 18, 2013 ・There Have Been 418 Major Drone Crashes Since 2001, Many of Them in the United States JUNE 26, 2014 軍事無人偵察機が家、農場、滑走路、高速道路、水路にぶつかったり、空軍のC-130ハーキュリーズ輸送機にぶつかりそうになった例もあるが、いづれも死亡事故はなかったが、回避行動が遅れたら大事故になっていた可能性がある。 原因はパイロットの操縦ミス、製造上の欠陥、ドローン自体の特殊性、衛星回線の中断によるものであった。 |
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☆『ドローンと規制』 坂村健(東大教授)の目より☆ ***2015年毎日新聞 朝刊 14面の要約*** ・「ドローン」は羽の回転数制御だけですべての飛行制御が可能 ・複雑なメカは不必要で低価格 ・問題は技術の進歩に運用ルールが追い付いていないこと ・米国はドローン先進国のようだが、規制はきびしい ・高度122㍍以下しか飛べない。 ・商業利用が原則禁止。 ・使いたければ米連邦航空局に申請し、例外措置を取得 ・日中の視界内飛行のみ ・カメラ映像での遠隔操縦も禁止。 ・航空機操縦免許が必要 ・米国よりヨーロッパの方が自律ドローンの研究開発が進んでいる ・米国では2014年より、6つの特定試験区域内では従来の規制なしで実験可能となった。 ・一般航空機と無人機を統合管制するシステムをNASAが開発中 ・米国はドローンが実用化の方向で進んでいる。 ・日本では研究が盛んとはいえない。 ・日本の航空法ではドローンは用途に関係なく模型飛行機と同じ扱い。 ・空港周辺を除けば高度250㍍まで届け出なしに飛ばせる。 ・目視操縦か自律飛行かの制限もない ・地権者の許可があればよい ・日本の方が米国より実験場設置は楽 ・野波先生(千葉大学)によると ・自律ドローンの開発には山中でもよい ・直線距離で10㌔あればよい ・国が許可すれば国有林や北海道演習林でも可能 ・日本としては珍しく規制が問題でなく、決断だけ ・「空のイノベーション」に遅れないよう、試験区域の指定を決断すべき ・試験区域を出て実用になれば安全基準、管理者資格、機種認定、点検規則、保険などの制度が必要 ・有人航空機のように人家の上を飛ぶことは許されない ・航空機より低高度を利用するので、盗撮やのぞき見の恐れあり ・新技術が社会に出て行くには規制緩和も必要だが、「適切な親制」も必要だ |
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クアッド・コプターがホワイトハウスに墜落 2015.01.27 毎日新聞夕刊 |
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