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ずっこけフランスドライブ旅行 

2002.9.16
シャルトル Chartres

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 翌朝7時頃に起きて周辺を散策してみた。ここらあたりにはこのホテル1軒だけのようだ。
ほんとに田舎の民宿likeだ。マナハウスというのだからこの土地の領主の館だったのか?

横の牧場では牛が朝靄の中で寝そべっていた。

貴族の館(?)悪口を言うなら落ちぶれ貴族の館
 サンプレを出発、昨日来た道路をそのまま引き返す。
シャルトル市内に入り、シャルトルの大聖堂に向かう。大聖堂近くに駐車場に車を止め、大聖堂に向かう。
途中でiがあったので立ち寄ってシャルトルの案内をもらう。
残念ながら日本語版は作られていなかったので英語版をもらった。


シャルトル、英国人はチャーターズと言うそうですが、たしかに綴りをみればこの方が日本人にはわかりやすい。
パリ南西15Kmにあるこの町は13世紀のゴシック建築を代表する大聖堂があるので有名とのことである。
この大聖堂もノートルダム大聖堂という。
内部の高い天井に大きなステンドグラス、受け売りだが壁に大きな窓が作れるようになったのがゴシック建築の特徴だそうだ。


この大聖堂は9世紀末、禿頭王シャルル2世が寄進した聖母のベールを保管するため建造されたとのことである。

大聖堂の中はステンドグラスがきれいだ、、案内書をたよりに中を見る。
一番正面の真ん中に聖母マリアとキリストの生涯が彫り込まれた人物像がある。
全部で41組200人の人物が彫られている。
聖書の有名な場面もあり、分かりやすいが、少し薄暗くて見にくいのが難点。
道明寺でよくやる宗教話のキリスト教版と考えればよいのだろう。
シャルトルの大聖堂、左手の塔に上れる。ただし有料だった。
左側が新しくゴシック様式、右側がロマネスク様式。
非対称の塔があるのがこの教会の特徴。  
塔の上からシャルトル市内を望む
写真左の尖塔(左)は16世紀に落雷で壊れ修繕されている。中に378段の階段がある。
これを登ると上記の写真の場所に出る 
大聖堂の中の聖母マリアとキリストの生涯が彫り込まれている。 南のバラ窓
ヨハネの黙示録について画がかれている。
最後に正面左の塔に登ることにした。最初は高さ105m、378段の石段にどうしようかと思ったが健康のためだと思い、登ってみることにした。以外に眺望がよく町全体が見渡せ、登ってみたよかったと思った。

上で東洋人らしい女性が一人で写真を撮ろうとしていたので、写真を撮ってあげた。どこからと聞くとブラジルからと言う。遠くから来たのですなと言ったが、ヨーロッパからはブラジルは日本より近い。 
 
右側緑の多いところがサンプレの辺り
 せっかくフランスに来たのだから、話の種にパリは見ておくべきだろう。シャルトルを後にパリに向かう。
午後にはパリについて車を返し、パリ市内を見物することにした。

N10をパリに向け走行する。さすがにパリに近づくにつれ信号が多くなり、車が多くなる。
こうなると走行車線も追い越し車線もなくなる。日本流に走れて楽になる。

周回道路に入りポルトマイヨに向かう、コンコルドホテルを目標に進む。
しかしHARZの営業所のある教会が見つからない、一筋間違えた。
放射状に道が構成されているので曲がってもとに戻ろうとしても方向感覚が狂ってしまう。
仕方がないので再度ホテルコンコルドに前に戻り、今度はHARZの営業所に無事到着した。
 
 パリで有名なデパートのひとつ、ギャラリーラファイエットで昼食を摂った。
しかしこのキャフェテリアは旅行書にほめるほどのものではなかった。
あまり美味とは思えない品揃えだし、値段も高い。(個人的にはここで食事をするのはお薦めではない)

トイレが汚かった。これは失格、日本のデパートではとても許される状態ではない。
パリの人はトイレの清潔度にはあまり関心がないのかと思える状態だった。
ギャラリ・ラファイエットのカフェテリア。大したことはない。
近鉄デパートの方がましかもしれない。
あまり期待して行かない方がいいだろう。
とにかくトイレが狭くて汚い

これで女性達から文句が出ないのが不思議。 
パリ名物、自動室内洗浄装置付き有料トイレ
フランス人がこれほどきれい好きとは思わなかった。
入ってみたかったがごらんの通り先客があり使えず。 
 

コンコルド広場のオベリスク
食事後、地下鉄に乗ってモンマルトルに向かった。
駅を降りた後、どっちに向かっていいか分からない。
案内書がないので大体この方向と思って進んだら、大回りをしてしまった。(坂を登るのに疲れた)。
帰り道にケーブルカーが有料だが設置されていた。
さすが観光地、高齢者にもサービスが行き届いている。

モンマルトルの画家たち。
これだけうまく描けても一流になれないのが現実。
サクレクール寺院に行ったが、ミサの時間だだったようで尼さんばかりで賛美歌を歌っていた。
礼拝者の希望者には聖書を配っていた。なかなか親切。

サクレクール寺院

寺院の中。
夜はセーヌ川の遊覧船に乗ることにした。照明の当て方がうまい。
大阪の淀川クルーズはずいぶん貧弱、大阪も見習うべきだ。
昼間のセーヌ河もいいが、夜も情緒があっていい。
ただし遊覧船が通るたびに河岸をライトで照らすのでアベックが迷惑しているようだ。
西洋の方々はやたらとくっつぎたがる(日本の若者も最近この傾向が強くなっているが・・
絶えずスキンシップを図らないとお互いの関係が希薄になるのだろうか、阿吽の呼吸というのがないのだろうかと爺くさいことを考えてしまった。 

セーヌ川の遊覧船。
さすがに、9月も半ばで涼しいのを通り越して寒かった。 
帰り道で行きとは違う地下鉄の路線を使った。駅を出たらなんだか景色が違う。
確かにノートルダム・・・だが、駅に引き返してよく駅名を見るとノートルダム・デ・シャン
路線図をよく見ると反対方向に来ていた。
降りる駅はノートルダム・ド・ロレットだった。(似たような駅名をつけるな!!)仕方なくまた地下鉄に乗り、引き返した。 
 夜の地下鉄構内。それほど危険な様子ではないが、閑散としている。
大阪は混みすぎなのだ。
ドアを開くのが手動式なのは困る。日本でも大糸線では手動式だったが・・・・。
やっとのことで戻ってきた。疲れたので駅の近くのマックでコーヒでも飲んでいくことにした。
ここのマック、コーヒーを注文したらコインとカップを渡された。
大阪ではセルフサービス形式のマックにはぶつかったことはないので少しとまどった。
ファミレスにあるようなコーヒサーバーでコインを入れたら1人分のコーヒが抽出されるようになっている。
カフェオーレにしたかったがコーヒーサーバーの操作法が分からず(フランス語で表示)、結局普通のコーヒーになってしまった。 
 
30年前にヨーロッパハイライトというJTBのツアーで1日だけパリ見物したことがあるが。
覚えているのはパリ市内では夜間に自動車はヘッドライトはつけてはならず、スモールライトだけでということ、
市内の建物は洗浄しないので煤けて汚い、朝、道路の清掃をするのが邪魔くさいので水を流してゴミを下水に流すとのツアーコンダクタの説明だった。
つまらない記憶だけが残っているものだ。 
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