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サンシュルピス教会
聖(saint:サン)シュルピスは6世紀の大司教、彼に捧げるために作られた教会。
17世紀、ルイ13世の王妃妃アンヌ・ドートリッシュにより100年をかけた大修理がおこなわれた。
奥行き115m、高さ34m。ノートルダム寺院(奥行き130m、高さ35m)より少し小さい。
i引用;Wikipediaより
 サンシュルピス教会  
フレスコ画の壁画 (ドラクロワ) 
『天使ガブリエルと戦うヤコブ』
右手の塔は未完成。現在左側の塔は修復中でした。右手の塔は未完成で18世紀のネオクラシック建築。
18世紀、精巧な日時計の指時針「サン・シュルピスのグノモン」が聖堂内部に作られている。
 ヤコブは狡猾で腹黒い性格であった。兄弟の上下関係がきびしいこの時代に兄の特権を奪ってしまうというずるがしこい性格だった。天使と戦って勝ち『イスラエル』という名前を与えられた。この改名でイメージがよくなった。

神殿を追われるエリオドール(神話)
エリオドールはシリア王の大臣であった。彼は神殿の宝物を盗んだためエルサレムの宮殿を追われた。3人の天使に追われて馬の下になっているのがエリオドール。

オベリスク
この教会の北側の壁にあり日時計の役目をしている。ラインがオベリスクの先端まで伸びている。
南側のステンドグラスの窓(下の画像)からの光で春分点を計測していた。

オベリスクの根元
 修道僧シラスがキーストーンを探すため床を壊したとされる場所。オベリスクの下で子午線が交差する部分。真鍮の線がずっと床に埋め込まれている。
ダビンチコードで有名にならなければなんお変哲もないもので床の仕切り線かなにかと思ってしまう。この線上に太陽が来たときが12時となるのか?
小説ではこれを子午線としているがARAGOの子午線とは無関係で、小説ではこの線を勝手に子午線と称しているとのこと。またこの線をローズラインと呼んでいるがそのように呼ばれたこともないとのことである。
子午線側のステンドグラス
(主祭壇の向かって右手)
子午線とは
中国では、古い時代から方位や時刻を十二支で表わし、方角はは、真北を「子(ね)」、真南を「午(うま)」と称した。子午線とは「子」と「午」の方角で、真北と真南を結んだ線。したがって、子午線は、任意の地点を通る南北線のことで、地球上には無数にあることになる。その基点となるものが初子午線(グリニッチの経度0線)。 

ステンドグラス

教会のパイプオルガン
ステンドグラスの一部が戸になっていて開閉できる。扉を開いて日の光を入れて日時計にしているとの説明でした。
窓を開けた所から太陽の光が冬至の日にはオベリスクの線に沿って上に上がっていくとのことでした。
教会の主祭壇は東の方向(エルサレムの方向)になっている。従って主祭壇に向かって右手は南の方向になる。この窓は南側に位置する。
練習をしていたがかなり荘厳な感じでよかった。小説で尼僧がシラスを見ていたのはこの上のテラスからか?
フランス最大級とのことです。
 
 聖骸布
聖堂正面向かって左手にある。この布は、イエスが死んだとき、その遺体を包んだものであるといわれ、聖骸布と呼ばれている。イタリアのトリノの王宮ドゥオーモ内に納められているのが有名。
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