by Tak

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9月6日(木)ベニス
まず、翌日のフィレンツェまでユーロスターの切符を買いに水上バスでサンタルチア駅に向かう。(当日買うと窓口でかなり待たされると旅行書に書いてあったため。)
自動販売機はクレジットカードでも支払い可だが、指定券は購入できない。

ユーロスターの切符(2人でも1枚)
 駅の構内  切符売り場、発券作業が遅い
サンタルチア駅というからあの有名なサンタルチアの歌と同じかな?と考えながら、
切符を購入した。1等の方がすいているだろうと思ったが満席で買えず、結局2等になった。
今度は徒歩で戻ることにした。
現在地にあったサンタ・ルチーア教会を取り壊し、その跡地周辺に駅を建設した。
このことから教会の名をとって駅名がつけられた。
 
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
 
1330 年代に完成した荘重なゴシック様式の教会。
ティツィアーノの作品を 2 点所蔵し、画家自身もここに埋葬されている。 
 
アカデミア美術館
 
アカデミア美術館 (Gallerie dell'Accademia)
中世後期から18世紀にいたるヴェネツィア派絵画の変遷の歴史を辿れる重要な美術館で、
質量ともにヴェネツィア派絵画の宝庫として知られている。
規模の点でもイタリア有数の美術館の一つである。 
 
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
 
プンタ・デラ・ドガーナ
 Dorsoduro地区の島の先端に建設された税関関連の施設。1682年に Giuiseppe Benoni の設計で建設。
三角屋根の先端に設置された風向計はスイス&イタリアの彫刻家 Bernardo Falconi の作品。
ギリシャ神話に登場する天空を支える神アトラスの彫刻が風向きと運勢を示す。
内部は2006年に安藤忠雄の設計によりリノベーションされた。
 
海に面したサン・マルコ小広場(Piazetta San Marco)
左:イタリアの都市ヴェネツィアの象徴である「有翼の獅子(翼を持ったライオン)」( Leone di Venezia)
右:聖テオドーロの円柱(Colonne di San Marco e San Todaro)
ベネチアは、もともとは聖テオドロスを守護聖人としていた。
テオドロスは、3世紀に生まれ、ローマの兵士だったが、キリスト教を信じ、
ローマ帝国の神殿を焼いた。
そのため303年に、黒海沿岸のトルコ北部のアマセイアにて火刑での殉教をした。
その後、「生きていたとき竜退治をした」などの伝説が生まれた。
コンスタンティノープルから西方に崇敬が広まり、ベネチアにも教会が作られた。 
旅行書にもある通り、大体の方向を決めて歩けばよかった。
まったくアバウトに歩くのがいい。
どこかに標識が出ているし、町はかなり小さいので道を間違ってもしれている。
店のショーウインドーを覗きならぶらぶら歩く。

あの有名な仮面を売っている店が多い、石膏か何かで作った面に樹脂を加熱して置いて模様をつけている。
実演販売をしている店もあった。
貴金属店がかなり多い。

お土産物屋、カーニバルに使うお面

サンマルコ寺院の屋上から
 
お土産に買ってきました
サンマルコ広場に戻ってきたところでサンマルコ寺院に向かう。正面玄関にだれも並んでいない??
朝、行くときはならんでいたはずなのに?
 正面玄関の前が水浸しになっている。
地盤沈下のために海水がしみ出している。
桟橋の方も海水が道路上に少し打ち上げられている。

 サンマルコ寺院の入り口のサンマルコの
遺体盗み出しの場面
 
正面の搭上にあるサンマルコ像
 

サン・マルコの馬、これはレプリカ

教会内に本物が展示されている
サン・マルコの馬、クアドリガ(4頭の並行する馬に引かせたローマ帝国時代の車)。
古代オリンピックなどで戦車競走に使われていた。
クァドリガは勝利の象徴だった。
もとはコンスタンティノープル競馬場の建物の上にあったが、
1204年の第4回十字軍に参加したヴェネツィアの十字軍が持ち去り、サン・マルコ寺院に設置した。
1797年、ナポレオンがパリに持ち去ったが、1815年にヴェネツィアに返還された。
大気汚染のため、本物は1980年代に博物館に移された。 
サンマルコ寺院には旅行書の通り、
ノースリーブ、タンクトップの女性は受付のおじさんに入れてもらえず、入場を断られていた。
中に入ると壁面および壁はモザイク画で埋め尽くされている。
正面の祭壇の裏に黄金と宝石で飾ったパラ・ドーロ(黄金の聖壇の飾り)があった。
疲れたのでテラス部分に出て座り込む。
となりに日本人の女の子が2人いたので話を聞くと、夜行でベニスまで来た、
ベニスのホテルは高いので、今夜は再度夜行でどこかへ行くとのことだった。
3ヶ月かけてヨーロッパ内を旅行し、クロアチアにまで足をのばすとのこと。
なぜクロアチア行くのかと聞くと、『魔女の宅急便』のモデルになった町がクロアチアにあるので見に行くとのことだった。


ベニスの印象は車がなく、歩くか船に乗るしかないので非常に静かで気にいった。
ただ、ホテルがもう一つなのが問題。

サンマルコ寺院を見た後、隣のドカーレ宮殿に向かう。
歴代総督の居城だそうだが、とにかく広い、絵画などもたくさんあり見切れない。
さらに内部に牢屋まである。歩き疲れてしまう。
 
サンマルコ広場、サンマルコ寺院の屋上から
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