by Tak

2001年9月7日(金) ベニスからフィレンツェへ
  Home  
9月7日(金)ベニスからフィレンツェへ
8時33分のフィレンツェ行きユーロスターに乗るために早々にホテルを出てリアルト橋の水上バスの乗り場に向かう。
サンマルコからの水上バスは7時台はサンタルチア駅行きは運行されていなかった。

予定より早くサンタルチア駅に着き、駅の構内のカフェテリアで朝食を摂った。

ベニス サンタルチア駅

サンタルチア駅構内
列車は満席だった。しかし速度がのろい。もう少し速く走るのかと思っていた。 
 
8:33発のローマ行き

サンタルチア駅もなんともプラットホームの数が多い。
いったいいくつの番線があるのだろうか?
 
ユーロスターの車内
座席は向かい合わせで仕切番の中にトレイが入っている
 
ユーロスターのトイレ
 
 
チェックインには早いが今日の泊まりのホテルパリスへ荷物を置くため向かう。
駅から近いのですぐ見つかった。三つ星、内部は中2階があって構造が複雑、
エレベーターがあったが使えなった。
まあまあのホテルだった。
通りの後方にドーモが見えている。

フィレンツェ サンタノベラ駅
Firenze Santa Maria Novella(SMN)
左がホテル『パリス』
 ホテルの向かいにPizzeria(HOTELの表示が見えるそのとなり)があり夕食をここでとったが、このピザはうまかった。このピザ肉厚が薄いがパリッとして食べた感触がよかった。
サラダはお好みでショーケースの中のを指定するようになっていた。
しかし、何度も言うがドレッシングがオリーブオイルとビネガーというのはなんとかしてほしい。
しかしなかなか雰囲気のよい店だった。
昼食をドーモの前のカフェテリアで摂り、パニーニを食べた。少し値段は高い。その後ドウモ(大聖堂)に向かった。
ドウモの横にある洗礼堂の門にたくさんの人が集まっている。これが有名な天国の門とのこと。ギベルティが製作したものでミケランジェロが『天国の門』と言ってほめたのでこの門の名の由来とのこと。
 

ドウモ(大聖堂)

天国の門

門の制作者ギベルティの顔

大聖堂の内部
ステンドグラスに陽の光が当たって幻想的な光景。


最後の審判
 大聖堂の丸天井には最後の審判が描かれているが、ゴチャゴチャしていてよく分からない。
バチカンのミケランジェロの方が分かりやすい。

ウフィツィ美術館に行ったが長蛇の列。予約者は別の入り口から入れることになっている。
ベニスで予約をしようと何度も電話したがつながらず断念した。
このためこの長蛇の列に並ぶことにした。


後ろで待っていた外国人2人、聞くとカナダ人で1人は政府関係の公務員、1人は核医学の医者とのこと。
かれらは夏休みが1ヶ月くらい休暇があり、イタリアで貸別荘を借りているとのことであった。
なんとも優雅な話であった。日本では1週間夏休みをとるのが精一杯というとあきれていた
   
宮殿の前に有名なミケランジェロ作のダビデの像が建っている。
左側にネプチューン像の噴水、右側ダビデの像と対になってヘラクレス像がある。

時間がなく、中へは入れなかった。
この前の広場がシニョリーニ広場。
この広場でサバナローラが火あぶりにされた。
彼は狂信的禁欲主義の修道僧で1492年メディチ家をフイレンツェから追放した。
さらにルネサンスの絵画、本をこの広場で焼き捨てたが、1498年、彼はこの広場で火刑で処刑されてた。

ベッキオ宮殿

ヘラクレスの像
 両側の建物がウフィツ美術館で前方にベッキオ宮殿が見える。
この間が広場になっていて似顔絵描きが数人いて、似顔絵を描いていた。
パトカーが1台止まっていて警官が2〜3人うろうろしているのでイタリア名物のスリや置き引きは近づけず安全だった。

少しは旅行者に気を遣っていてくれるようだ。

ウフィッツ美術館外の回廊

右側がウフィッツ美術館
 ウフイツィ美術館に、2時間くらい待ってやっと入場可能となった。
有名な絵画が多い。
美術の教科書で見たボッチエルリの『ビーナスの誕生』があった。


カラバジョの『バッカス』というのがあった。
最近このカラバッジョのことを書いた本が出版され少しブームになっているようだ。


これだけ絵を見ると、疲れてくる。
喫茶室のテラスでベッキオ宮殿を眺めながらレモネードを飲んで一息つく。


回廊の向こう側に有名なベッキオ橋が見える。
後で見物に行ったが、貴金属店が軒を並べている。
人がものすごく多い。


ウフイツィとはイタリア語オフィス(英語のoffice)との解説が旅行書に書いてあった。

美術館のカフェテラス

向かいにベッキオ宮殿が見える

バザーリの回廊
  Home