結核入院期間を決定する要因に関する臨床疫学的研究
結核 2008,83:567-572
藤野 忠彦(国立病院機構神奈川病院)他
要約)
・入院時大量排菌者(G9〜10)の排菌停止までの期間は平均3ヵ月
・薬剤感受性試験で何らかの薬剤に耐性を示す者は平均2ヵ月
・多剤耐性では4ヵ月(median)
・結核でも「在院日数短縮」が言われているが
・結核入院の目的の「感染性の回避」のためには入院期間は慎重に決定されるべき。
私見)
なんでもかんでも短期入院は危険ということか。(排菌陽性でも治療すれば感染性がなくなると安易に考えない方がいいのか)

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