結核の医療基準が全面的に改正
 平成21年1月23日
 結核の医療基準が全面的に改正され、同年2月1日から施行された。関連して結核医原の公費負担の取り扱いも変更される。
1.検査にかかる事項
 @赤血球沈降速度検査を削除。
 A単純エックス線検査および必要に応じCT(コンピュータ断層撮影)検査を実施。
 B結核菌培養検査を実施した場合、必ず薬剤感受性検査を実施。結核菌培養検査が陰性となった後に実施した同検査で陽性が確認された場合等は直近の検査で検出された結核菌について必ず薬剤感受性検査を実施。
 C潜在性結核感染症の検査を規定。

2.化学療法にかかる事項
 @リファプチンを新たに使用できる抗結核薬として規定。
 Aカナマイシンエンビオマイシンの使用原則等の個別の抗結核薬の使用方法については初回治療および再治療の薬剤選択の一環として規定されていたが、抗結核薬の使用にかかる留意事項として整理。
 B近年の科学的知見を踏まえ、薬剤選択について見直しを実施。
 C間欠療法にかかる規定を追加。
 D化学療法の薬剤選択や薬剤の使用方法については投与基準量等の詳細な規定を削除し、患者の症状等に応じた医師の柔軟な対応を可能とした。
 E肺結核の化学療法において、現行の初回治療と再治療のそれぞれにつき薬剤選択や治療期間を規定していた構成を改め。治療開始時、薬剤感受性検査判明時、潜在性結核感染症治療時のそれぞれにつき薬剤選択や治療期間を規定する構成に改正。
私見)
血沈については手間がかかって困っていたがやっと廃止になった
20数年前、CTを提出したら断層写真を出せと言われたことがあった。やっとCTになった。
リファブチンもRFPと交差耐性があるのでどうかな・・・
2のAはどういことなのか分かりにくい。もっと分かりやすく説明してほしい

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