医療機関での結核集団感染 
日経メデイカル 2010.11
・2010年8月 茨城県龍ケ崎市の龍ケ崎済生会病院で看護師が結核に感染し、集団感染
・経過
 ・2010年5月12日看護師(30歳代)結核と確定診断
 ・〜7月接触者検診で感染者15人(医療従事者12人、家族3人)
 ・2010年8月感染家族のうち2人が発病
・QFT検査を看護師の発病発覚後直後と2ヶ月後に実施、直後陰性で2ヶ月後陽性者、判定保留(擬陽性)を感染者と判定
・厚労省の集団感染の定義:初発患者を除き、2家族以上にまたがり、20人以上に結核に感染した場合、発病者1人は6人に感染した計算
・家族の発病者2人×6+残りの感染者13人=25人→集団感染と判定
・看護師は3年前から喘息の診断で加療
・2010年2月頃から咳が多くなり、胸部XP検査したがnpだった
・一時喘息治療で症状軽快
・2010年5月に再度咳が多くなり、別の医師が結核と診断
・職場検診では異常なし
・喘息・気管支炎患者は結核を見過ごされやすい
私見)胸部XPの読み落としがなかったのか?
職場検診は役に立たなかった(以前から言われている)
看護師がだれから結核を感染したのか?

もとに戻る