大塚製薬とゲイツ財団、結核治療薬で連携 
日経新聞 2011.05.07 朝刊
・ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団:マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ夫妻が設立した慈善団体、米投資家ウオーレン・バフェットも資金を提供。
・同財団は医療分野ではワクチンなど非営利の研究・開発機関に累計144億ドル(1兆1600億円)を提供
・米メルク製薬と組んでエイズ対策、住友化学とはマラリア対策のための蚊帳の普及なども行っている
・今回、大塚製薬は同団体と組んで結核治療分野で連携する
・ゲイツ財団の影響下の非営利団体・基金と組むことにより開発・市場開拓のリスクを軽減でき、途上国に低価格な薬剤を投入できる
・ゲイツ財団が資金援助する『結核アライアンス』に大塚製薬が協力する。
・途上国を含む世界市場向けに結核治療薬を開発する予定
・多剤耐性結核に対する薬剤開発に同団体が取り組むことで開発を早めることになる(数年以内に)
・大塚製薬が9%出資する栄研化学はゲイツ財団が資金提供する非営利基金『FIND』と共同開発した結核診断薬を世界22カ国で売り出す。(2012年夏)
・『FIND』は開発した技術や設備を提携企業が利用し、開発効率を高める狙いがある。


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