141:肺非結核性抗酸菌症でアジスロマイシンの適応外使用
 社会保険診療報酬支払基金はこのほど、抗菌薬「アジスロマイシン水和物」(販売名:ジスロマック錠250mgなど)の適応外使用について、肺非結核性抗酸菌症に対し処方した場合に、審査上認めるとする審査情報提供検討委員会の第22次審査情報提供事例(医科)を公表した。

 留意事項として、当該使用例では、アジスロマイシン単剤使用ではなく他の抗菌薬と併用すること、当該使用例を第一選択薬とする場合は、原則としてクラリスロマイシンの検討後に投与することを示している。また、当該使用例の用法・用量は、成人にはアジスロマイシンとして250mg(力価)を1日1回経口投与する。結節・気管支拡張型の場合は1日1回500mg(力価)を、1週間に3回原則として隔日経口投与することも可能としている。

 投与開始後は、経過を観察し、原則として喀痰検査を実施。喀痰検査で培養陰性後、おおむね1年以上投与を継続することとしている。
社会保険診療報酬支払基金2020年3月12日 (木)配信
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