2日目 7月11日(水)
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 12時にイスタンブール空港に到着し、ツアーバスに乗り組みブルーモスクに向かう。
正式名称はスルタンアフメット・ジャミィ(Sultanahmet Camii)という。
このモスクのミナレット(尖塔)は6本ある。
]他のモスクよりミナレットが多くなった理由として、スルタンの命令、
黄金で(=アルトゥンAltun)を6(=アルトゥAltu)と聞き違えたためと言われている。
 
ブルーモスク
 正式名はスルタン・アフメト・モスクという。高さ42m、直径23.5mの大ドームを載せている。
アフメト1世の命令で1601年から建設が始まり、1616年完成した。
イスラム総本山のメッカのモスクもミナレットの数が6本だったため、
アメフト1世はメッカのモスクのミナレットをもう1本追加させ7本にした逸話が残っている
 
モスクの入り口
 
左右にミナレットが見える。ミナレットは
アザーン(祈りの時間を知らせる呼びかけ)を出す塔

門を入ったところにある広場

広場の周囲の回廊

窓はステンドグラス

天蓋、模様がきれい

天井のイスラム文様

絨毯の上に、拝む方向を示すマークがついている

正面に見えるのが説教壇(ミフラーブ)

青いイズミックタイルに覆われているとというがそんなに
青い色とは思えないのだが・・・。

『世界遺産』の雑誌によると昔はもっと青く、
光が差し込むと海のように見えたとのことである

オベリスク

アヤソフィア
今回のツアーでは外からの見学だけとなりました。
アヤソフィアは前を通るだけで見学なし
NHKの放送では内部は修復中のはず、
次回に来るときの楽しみにしておく
 ブルーモスクの前の公園にテオドシウス1世のオベリスクが建っている。
もとはカルナック神殿にあったものだそうだ。
 

トルコ名物、パン売り

トウモロコシ売り、”ゆで”と”焼き”の
2つがあるようだ。
 歩いてトプカプ宮殿に向かう。1964年に映画『トプカピ』を思い出す。
女泥棒がトプカプの宮殿のエメラルドをちりばめた短剣を盗み出す話だ。
主演女優のメリナ・メルクーリはギリシャ人で
 、ギリシャ軍事政権が崩壊後政界に入り、
1984年には科学・文化大臣なったとのことである。

表敬の門(バービュス・セラーム)

宮殿の衛兵さんは気楽に写真を撮らせてくれた

厨房跡(上に見えるのは煙突)

厨房内部は博物館になっている

こんな風に食事をしていた

銀製製品展示室
ハレム(Harem)は宮廷内の女性の住む区域、ハレムは”禁止”という意味とのこと。
江戸時代の”大奥”みたいなものだろう。スルタンは4人まで正妻をもつことが出来る。
イスラムの一夫多妻は戦乱が多い時代に夫を戦争で失った女性の救済策でもあったらしい。
 
 
ハレムの外側のある会議場
(スルタンと家臣が御前会議を開いた)
この手前左側にハレムの入り口
 
ハレムの入り口

ハレムに使える黒人宦官の部屋 
 
皇帝の間、長椅子がスルタンが座る王座
   
ハレムの中庭 
 宝物殿は残念ながら撮影禁止、内部は少し暑かった。冷房してほしかった。
あの短剣のエメラルドはそれにしてもでかい。
柄の先端は確か時計になっているはずだ

ハレムの部屋の壁のタイル

部屋の入り口の鏡
 
壁のタイルの複雑な模様
 
ボスボラス海峡、奥にボスボラス大橋が見える
  ハレムを出たところから見えるボスボラス海峡が絶景で、向こうにボスボラス大橋が見える。
海峡はトルコ語で「海峡の内」を意味するボアズィチとも呼ばれる。南北約30kmで、幅は最も狭い地点で700m。
ボスボラス大橋は全長1560メートル、全幅33.4メートル、1973年完成した。
さらにこの橋の後方にファーティフ・スルタン・メフメット橋(第二ボスボラス橋)
全長1510メートル、全幅39メートルが1988年に完成した
     
トプカピ宮殿のネコたち 
トプカピ宮殿にはかなりのノラネコがいました。子猫も数匹いました。
ノラネコですが宮殿の飼い猫に近いようです。

かなり暑いが木陰に入ると涼しい。1週間前はもっと暑かったそうです。
宮殿を後にして世界でもっとも古い地下鉄のあるテュネルに向かいました 
エジプシャン・バザール
 
トプカピ宮殿を後にしてガラタ橋を渡りチュネルまで行き、世界最古地下鉄に乗る。
これは地下鉄とは言えず、地下ケーブルだろう。

一駅でカラキョイに着いてしまう。
カラキョイからアタチュルク橋を渡って再度旧市街のエジプシャンバザールに向かった。
 

地下鉄に行くまでに見かけた煙突 
 
バスから見えたお菓子屋さん
 
 
もっとも古い地下鉄
どう見ても地下鉄に見えない。
ケーブルカーだ
 地下鉄を降りてまたバスに乗り、橋を渡って旧市街のエジプシャンバザールに向かった。
ここでの自由時間かなり少ない、オリーブ石けんを土産に買うため大急ぎでバザールの中に入った。
なかなかにぎやか、メインから横にそれた端っこのほうに石けん屋が予想通りありました。
値段交渉をしている間に戻る時間になり、あわてて買い取りバスにもどりました。

バザールの入り口 

バザール内部、日本の商店街にそっくり 

香辛料の店

チーズ店 

ケバブの店もありました。100円〜200円くらい。 
 エジプシャンバザールを出て、夕食にスィルケジ駅に向かう。
この駅はアガサクリスティの『オリエント急行殺人事件』の冒頭に出てくる駅だ。
駅の構内にあるレストラン『オリエントエクスプレス』で夕食を摂った。
レストランの壁にはこの小説に関係した新聞記事が貼ってあった。
オリエント急行殺人事件は1974年にアルバートフィニーのポワロ役で映画化されている。
他に思い出す映画としては『007ロシアより愛をこめて』だ。
ロシア大使館から暗号解読機を奪ったボンドとタチアナがオリエント急行に乗り込む場面もこの駅のはずだ。

レストランの入り口 

レストランの名前、ずばり”オリエント・エクスピレス 
 
レストランの内部

添乗員さんとガイドのハイリさん 
壁に掛けてある額の新聞記事によると日本の皇族もトルコ訪問したとき
ここで食事をしたようで由緒あるレストランのようだ。
1890年開業とのことである。
 

スープ
 メインは肉と野菜の炊き込み、
キョフテ

デザート(めちゃ甘)
スープは常番のレンズ豆のスープ、西部劇に出てくるカーボーイの食事を思い出す。
メインはキョフテということだ。
旅行書の説明によると煮込みハンバーグとのことだが、
どう見ても普通の肉と野菜の煮込みにしか見えない。
デザートは案の定ケーキのシロップ漬け、甘すぎる。
旅行書の記載が正しければこれから毎日このようなデザートが出るのだろう
 

レストランの反対側は駅の構内になる 

スィルケジ駅の中にあるモニュメント 

駅前にあるマックの店 
 駅の構内に出るとなにやら切符売り場がある、外国人の観光客が切符買ってレストランの横の部屋に入っていった。
何かと近づいて見たら、旋回舞踊のパフォーマンスをしている劇場のようだ。
駅の構内になんでこんなものがあるのかよく分からない。

正面が切符売り場

メブラーナ教団の踊り
大人30YTL(3000円)、子供25YTL(2500円)
19:30開場
  食事が終わった後、対岸のハイダルパシャ駅に向かうフェリーに乗るためエミノニュ桟橋に向かった。
桟橋に向かう途中に”さばサンド”屋があって多くの人が買って食べていた。
さばサンド食べてもいいのだが一緒にはさむ野菜が食べても大丈夫か、
そのあたりは自己責任で覚悟して食べる必要があるだろう。
 イスタンブール名物”さばサンド”
おいしそうなサバを焼くにおい、食べて見たかった

フェリー乗り場
 
サバでも釣っているのでしょうか?

フェリーに乗り込む

ガラタ橋、橋の下が一部レストランになってい

トルコの大きな国旗

禁煙表示を無視してタバコを喫うお姉さん
 

フェリーから見えたガラタ塔

ハイダルパシャ駅からの海峡の夕焼け 
  フェリーの中で忙しくチャイの出前をしているおじさんがいた。
トルコ人のチャイ好きがよく分かった。

対岸に到着間際になると今度はビニール袋に包んだパンを売り始めた。
なかなか忙しいおじさんだった。
連絡船でアジア側に向かい、ハイダルパシャ駅に到着。
アンカラ・エクスプレスの発車まで駅の待合室で待つことになった。
外側は重厚な造りでりっぱな外観だったが内部は老朽化しており、
冷房なし、待合い室の電球も切れて薄暗かった。
窓を開ければ海が近いのか涼しい風が入ってきて心地よかった。


”ハイダルパシャ”と読む

駅の前の自動車の下にいたネコ

ハイダルパシャ駅(アジア側)

先頭の機関車
 翌朝です

いわゆるコンパートメントが並んでいる
 
発車してまもなく室内係が現れ、
座席を倒して2段ベッドにしてくれた。1人1ドル×2のチップを渡した。

室内の冷蔵庫にはお菓子と水とジュースがサービスで入っている。

ベッドメイキング後の2段ベッド

洗面台のタオルのトルコ国鉄のロゴ

洗面台、220Vのコンセントが
あるが時々停電する

扉の開いているところに冷蔵庫がある。
 
コンパートメントの扉の上の温度コントロール
 冷蔵庫がじゃまで部屋が狭くなるのが難点。
サービスのため冷蔵庫を置いてあるのだろうが
あまり役に立っているとは思えない。
 
 冷房にしているのに温風が出ている。操作を間違ったのかと思い
右上のパネルの設定ボタンを一番下に下げたがだめだった。
ますます温度が上がり、28度になってしまった。
これはだめだと思い添乗員さんに連絡、
車掌が来て通路の操作パネルを開けてスイッチを操作してやっと温風が止まった。
後で聞いたら隣の部屋も同様の状態だった。
寝台車としてはJRの個室寝台の方が狭いけれど設備はよい、
ただし、寝台料金に格段の差がる
 

これが空調のメイン操作盤

列車のトイレどっち向きに座るのか??
 列車のトイレは”ポットン”式、昔の日本の汽車にあったのと同じ、線路に糞尿をばらまくタイプであった。
トイレットペーパーは流さない方がいいのだろう。
水道の蛇口があり、床にカップが置いてあり、それに水を入れて流すようだ。
手動式水洗トイレだった。
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