ドロミテドライブ旅行 
2009.6.25
●アルペディ・シウジ→カレッツア湖●
時差ぼけのためか、早く寝るためか、朝5時半には目が覚めてしまった。
朝食までに時間があるので付近をドライブしてみることにした。
天気はかなりいい。

ホテルの部屋

ホテルの駐車場のレンタカーのイプシロン、後方の山はシリアール山

アルペディシウジ内はホテルに泊まっていれば通行許可証をくれる。しかし、早朝は誰も監視する人はいないし、しかもゲートもない。

iでくれた通行許可証(ドイツ語とイタリア語で書いてある)

今日は少し雲はあるが晴れ、空が青く、草原の青色が映える

まだ、シウジからのロープウエィは動いていない。コンパスの駐車場にもまだ1台も車が止まっていない。
軍用車両が3台ほど上がってきてパノラマホテルの方に走っていった。なにか訓練でもするのだろうか?
https://youtu.be/0FZ-LXMQHeg?si=KYM8PX6MgsWWp7pg
早朝のアルペディシウジのドライブ

朝食を済ませてボルツァーノに戻り、ポルドイ峠に向かう。
エガ谷というところを通ったが普通の谷間で特徴的な風景ではなかった。
途中でカレッツア湖に立ち寄った。駐車場を見逃して行き過ぎてしまった。
カーナビが少し離れたレストランの所へ誘導してしまった。
レストランの駐車場で食材を搬入するため止まっていたドライバーに道を聞いたら、
少し手前だという、引き返したら見えた。

カレッツア湖の標識、この左手に湖

標識からもう少し引き返したら右手に駐車場、
この道路の下に湖に抜けるトンネルがある。

小さな湖だが実にきれい!(上高地に似ている)

カレッツア湖(標高1520m)、後方はラテマール山

神秘的なエメラルドグリーンの湖(カレッツア湖のパノラマ画像)
現在、湖岸が工事中でブルドーザーが地面を掘り返していて興ざめだった。
湖を見た後、コスタルンガ峠に向かった。

●カレッツア湖→コスタルンガ峠●

コスタルンガ峠に行く途中にも小さな湖があった。

まだ、バカンスには早いためか車はかなり少なく運転はしやすい。しかし、バイクとサイクリング車がかなりやってくるので注意が必要。
途中でバイクが自動車と正面衝突していて救急車来ていた。

峠の登りにかかる。この車の1300ccディーゼルでは少し非力、私のカローラのオートマの方がよっぽどまし。(車のデザインはいいが性能は別のようだ)

カテナッチョ山3002m
コスタルンガ峠への動画


コスタルンガ峠のロープウエィ、左手の岩山のカテナッチョ山に登っていく
コスタルンガ峠はあまり眺望がよくないので宿泊予定のカナツェイに向かった。
雨は降らないが曇ってきた。
ヴィーゴ・ディ・フォッサを通過し、カナツェイに着いたが、
地球の歩き方に書いてあるほど景色はよくない。
今日もホテルは予約していないのでもう少し行って適当な所に泊まることにし、先を急いだ。
ヘアピンカーブの連続で登りが続く、この急な坂を自転車で登っていく人がたくさんいる。
避けるのに少し気を使う。

●ポルドイ峠●
登り切ってポルドイ峠に到着した。ここはかなり眺望がいい。
今日はここに泊まることにした。
ポルドイ峠はドロミテ街道で一番標高の高いところである。

ポルドイ峠付近の案内図

ポルドイ峠(2239m)

サッソ・ポルドイ(2950m)に登るロープウェィ
サッソ(sasso)とはイタリア語で石(stone)、岩、岩山という意味


サッソポルドイへの登りロープウェイ動画


サッソポルドイへの下りロープウェイ動画

登ってきたポルドイ峠への自動車道路

左はセッラ山、真ん中雲に隠れてマルモダーラ山

雪がまだかなりある


サッソポルドイの上動画
サッソポルドイではトレッキングが出来るが、雪がかなり残っており、
少ししっかりした装備でないと無理なのでやめた。
3軒くらい、ホテルとペンションがあった。
日本の旗が掛けてあるホテルがあったので入ってみた。
空き室ありで、2つあるがどっちにするか見てくれとのこと。日本語が少し出来る青年だった。
日本人の観光客がよく来るので少し話せるとのことだった。
窓からの眺めは悪かったが、バス付きのほうの部屋にした。

泊まったホテル『コルディラーナ ColdiLana』
コルディラーナはこの近くにある山の名


アンジェロ・ファウスト・コッピ(Angelo-Fausto Coppi)の記念碑

ライダー達が休憩をとっている。意外とおじんライダーで若者が少ない印象だった

サイクリング車を積み込んでやって来る人も多い。

ホテル・コルディラーナのパンフレット

夕方には完全に霧に包まれてしまった

なにやらカンカンと石を砕く音がする。ホテルの部屋の窓から見ると岩山に登っている3人が見えた。ホテルのフロントで聞いたら化石を掘り出しているとのこと、アマチュアではなく商売にしている人たちだそうだ。ロープウェイの乗り場でもらったパンフレットを見ると化石の写真が載っていた。

 説明文によると、3億年前、このあたりは海の底だった。2億年前に隆起してセッラ山塊が」出来はじめた。その証拠にセッラ山塊ではアンモナイトや貝などの多くの化石が多数出土している。

グーラッシュ・スープ(牛肉・野菜をパプリカで味付けしたハンガリー風シユー)

ペンネの前菜

メインはチキンかハンバーグのチョイス、これはチキン

ハンバーグ

デザートのヨーグルト・ケーキ
夕食はボリュームはあるのだが、残念ながら味の方はもうひとつ、シウジのホテルの方がよかった。

食後のコーヒーのカフェ・ラテ

夕食のメニュー

今回の旅行ではパンのほかにグリッシーニが必ず添えられていた。
泊まり客は私のグループを含めて3組だった。まだ、バカンスシーズンに入っていないから客が少ないのだろう。

ホテルで飼われている愛想のいい黒猫

ホテルに展示されている年代物のオートバイ