午後からはトレステベレ地区のサンフランシスコ・ア・リーパ(S.Francesco a Ripa)教会に向かった。 バスでアルゼンチナまで行ってトラムに乗れということだったが分からず、バスから降りて徒歩で向かった。 この教会にはベルルーニの傑作、ルドヴィーカ・アルベルトーニ像の『恍惚』というのがある。 『天使と悪魔で』で登場したので見に行くとこにしていた。 |
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アベックの観光客が待っていた |
トレステベレ地区 |
教会の前に着いたが開館時間になっても開く気配がない。
観光客の男女が待っていた。
教会の前で女性がひざまづいてお祈りしていた。
近づくとすごい剣幕で大声をあげる。
先に待っていた人と慌てて少し離れたところで待つことにした。
1台の車が停車し、買い物袋を持った男性が現れ、教会横の建物に入っていった。
開館時間になっても扉が開かない。
ほどなく、教会のドアが開いて先ほどの男性が現れた。
教会の牧師さんだった。買い物に行って遅れて帰ってきたので開館が遅れたのだ。 |
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福者ルドビカ・アルベルトーニ(Blessed Ludovica Albertoni)
ちょっとエロチック、これが原因でバチカンから外されたとのこと。 |
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ルドビカ アルベルトーニ
キリスト教では神から祝福された人物とされており、彼女の祭日は1月31日である。 彼女はまたルイザ・アルベルトーニとしても知られている。 彼女は裕福で有名な一族の生まれでジャコモ・チタラと結婚した。 3人の子の母親であったが、1506年未亡人となった。 第三期フランシスコ修道会の一員として貧者救済のために彼女の生涯をささげた。 宗教的エクスタシーで有名にり、空中浮遊の才能持っていて奇跡の人として知られるようになった。 彼女は1533年1月31日に亡くなり、1671年1月28日法王クレメント10世によって福者に加えられた。 ローマのサンフランシスコ・ア・リーパ教会に置かれている彼女の彫刻がベルニーニの一番の傑作として知られている。 横たわった彼女の彫像は死の苦悶の中に神に祝福されたルドビカを表現したものである。 宗教的エクスタシーの輝きに耐えているだけではなく、彼女が神との合体を待ち受けている状態を表現している。 ベルニーニの作品の中で描かれているように彼女がキリストとの合体(結婚)を経験したと信じられている。 引用:英語版 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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この『福者ルドビカ・アルベルトーニ』の彫刻は『天使と悪魔』の映画でも登場したが,映画では偽物丸わかりだった |
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トレステベレはBC2世紀頃ローマの戦争捕虜として連れ来られたユダヤ人が住んだところで当時は湿地帯で居住環境の悪いところだった。
さらに70年にローマのエルサレム攻略でさらに多数のユダヤ人がこの地域に捕虜として連れてこられた。
この地域は古代ローマのユダヤ人のゲットーのような地域だった。
ローマのユダヤ人が解放されるのはイタリア統一がなされてからだった。
イタリア統一後のローマには各地から多くの人が流入したので生粋のローマ人はこの地域の人たちということになる。
下町的雰囲気を残している地域ということになる。
しかし、なんとなく治安が悪そうな印象をうけるところだ。 |
トラム8番 Argentina駅 |
トレステベレ地区は少し汚い |
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夕食はオプションのカンツオーネディナーを予約していた。 (これはやめとけばよかった。まったく期待はずれ・・・・) 集合場所はローマ三越となっていた。 少し、早く着いたのでこの近くにあるサンタ・マリア・デッラ・ビットリア(S. Maria della Vittoria)教会に行ってみた。 ここにもベルニーニの彫刻があり、映画の『天使と悪魔』んじ登場した。 |
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