6月28日(土) バレンシアへ 4日目
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カステジョンはタイル生産では有名な土地でたくさんのタイル工場があります。特にヨーロッパでは風呂場にタイルを貼っているのが一般的です。日本では昔は台所、風呂場の壁に使われていましたが現在では銭湯くらいしか見かけなくなりました。

駅まで公園を抜けて20分くらい歩きました。途中でトロリーバスが走っていました。比較的新しいもののようです。

バレンシアには鉄道(Renfe)で行くことにしました。土曜日なので少し本数が少なく、10時半頃の各停に乗ることになりました。
駅構内は撮影禁止のため撮影出来ませんでした。まだテロの影響が残っているようです。

スペインでは有名なデパート”エル・コルテ・イングレス”、イングレスはイギリスのこと
駅に行くまでにありました。このあたりは新市街で新しく開発された地域だそうです。

カステジョン国鉄(Renfe)駅、かなり近代的で列車には地下で乗る。
時刻表はあるのだが時間より早く発車したり、遅く発車するそうで当てにならないそうです。かなりアバウトなので日本と同じ感覚でいると乗り損ねることがあるそうです。

列車に乗っていたら途中の駅から警官ではなくガードマンらしき男が4〜5人乗り込んできて車内を歩き始めた。銃を携帯せず、警棒だけなので国鉄がや雇っているガードマンなのだろう。
それでデジカメで車内や車外の景色を撮すのはあきらめた。(残念!)
1時間半くらいでバレンシア駅に着いた。この駅はカステジョンと違ってクラッシクな駅だった。

駅前を過ぎて、日差しを避けるため裏通りを通っていった。小物を売る店があり、土産物でなく、地元の生産物を売っている店もあった。

バレンシア駅

駅の横の闘牛場

バレンシアの工芸品としてはポピュラー

伝統的な民族衣装を売っている店

パエリヤの鍋を売る店


観光コースの常番のバレンシア中央市場に向かった。中央市場と言うが日本の卸売市場とは違って小売りが中心。さすがにカステジョンと違い規模が大きい。
しかも、外観がりっぱ、日本の市場とは随分違う。

中央市場
1928年に新に開設されたもので数千人収容可能である。

市場の内部にはステンドグラスが使われている。

市場と言うより芸術品!!
ドームは万華鏡の様・・・・。

ありました、バレンシア・オレンジ!!

生ハム、もも肉がこれだけぶら下げてあると少し不気味
バレンシアといえばバレンシアオレンジしか頭に浮かばないと言ったら笑われた。
旅行案内書を見て分かったのだが、ここはエル・シドで有名な土地でもある。
70mm映画のチャールトン・ヘストンが主演して有名になった映画、『エル・シド』の舞台になった土地である。

カテドラル
聖母教会堂 (Basilica de Nuestra Senora de los Desamparados)
バレンシアの守護聖母、ビルヘン・デ・ロス・デサンパラードスに捧げる聖母教会堂(バシリカ)。これは17世紀に建築された。


日曜日のミサの真っ最中でした

カテドラル、ミゲレの塔、レイナ広場
Cathedral Tower : El Micalet




ラ・ロンハ(La Lonja)
15世紀末に建てられたイスラム宮殿で後に絹の取引所として使われていた。※Lonja:取引所、ハムの薄切り

この螺旋状の柱が特徴。この天井もアーチを組み合わせた構造にして丈夫にしている。


天井の梁の彫刻がすごい、日光東照宮みたい。

バレンシアの市庁舎




国立陶器博物館
門の周りのレリーフは水に関係している。
昔、ここでバレンシアの水の分配の調停を行っていた。

陶器博物館に入ったすぐの所
ここから先は有料

バレンシアでは水不足で水の分配について裁判が開かれた。それを描いた絵画



バレンシアはスペインバレンシア州の州都で、地中海に面し、人口約80万人で、マドリード、バルセロナに次いでスペイン第3の都市。

パエリア発祥の地で、オレンジの生産も盛んで、陶器の生産でも有名。あの有名な陶器人形 「 リャドロ 」 ( lladro ) はここで作られている。

リヤドロ(Lladro)
高級陶器人形のデザイン・制作・販売会社として世界中に進出しているスペインの企業。
ホアン、ホセ、ビセンテ三兄弟がスペインのバレンシア郊外で事業を始めたのは1953年ごろと言われているが、「リヤドロ」として企業設立された日付は公表されていない。

1986年1月、日本の三井物産と日本に合併会社を設立、提携会社の「物産リヤドロ株式会社」が誕生。筆頭株主はリヤドロ。2006年10月に「リヤドロジャパン」に社名変更した。
なお姉妹ブランドとしてNAOもある。

陶磁器のなかでも最上級といわれるポーセリンのビスク焼きに上絵付けを施し、グレーズで仕上げた製品はもはや芸術品。
ポーセリンの素地はおそらくヨーロッパ産のソフトペーストのものである。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

また、3月15日〜19日に行われる火祭り ( ファジャ) は、スペインの3大祭りとして有名。

サッカークラブ 「 バレンシアCF 」 と 「 レバンテ 」 の本拠地でもある。

魚(バカラオ?)料理


イカのリング・フライ(できたては美味)

クロケッタ(日本のクリームコロッケ?)

昼食によった”Tapelia”というレストラン

海鮮パエリヤ(パエジャorパエリャ)

イカスミのパエリア、これがお勧めだそうです。




Plaza Redonda Valencia

メルカード・コロン、1914年〜1916年の間に建設された。現在は移築されて、小さなショッピング・モールになっている。ファザードはレンガ造りになっている。上部には特徴的な陶器のモザイクがされている。内部に金属製の枠組みが隠れている。


日曜日なのに少し客が少ないのが気になりました。
やはり、気温が相当上がっている。公園の木陰が助かる。日本ほど湿気がないので助かるが少しばて気味になってきた。

1957年にトゥリア川で洪水があり、川の流れを変えた。橋をそのまま残し、旧河川底が公園に整備されている。

アルハンブラ宮殿の噴水をイメージさせる噴水

宇宙船を思わせる外観
オペラ劇場
パラウ・デ・レス・アーツ
Palau de les Arts

目玉をイメージしているそうです。鬼太郎のおやじ??
夜間の照明が印象的とのことです。
レミスフェリック(L'Hemisferic)

フェリペ王子科学博物館
Museu de les Ciencies
Principe Felipe
●バレンシア生まれの建築家サンティアゴ・カラトラバの設計によるもの、
2004年のアテネ五輪のメイン競技場の設計者でもある。
骨格やワイヤーをむき出しにしたデザインが特徴でSF的なデザインとなっている。
2008年6月25日、エルサレムに彼の設計による橋が完成した。しかし、美しいと言う意見と『モンスター』という批判もあるとのこと。

●パラウ・デ・レス・アーツ(Palau de les Arts)はオペラハウスでコンサートホールも備えている。

●レミスフェリック(L'Hemisferic)にはプラネタリウムやIMAXシアター

友人のお母さんが夕食に作ってくれた手料理『カリエンテ』(ちょっと記憶があいまい・・)、鳥のミンチをチーズでくるんでオーブンで焼いたもの。意外とあっさりしていておいしかった。友人の話では母親がよく作ってくれる料理だそうです。
雨戸のようなシェードのようなのを下げると風通しが悪くなり、湿度は日本より随分少ないが寝苦しい。やはり寝るときはエアコンがほしい。(ぜいたく・・・・)
友人の母の自宅におじゃまして気づいたのだが居間にほとんど照明をつけないことだった。
日本では明るくするのが普通だが、必要のないあかりは消している。省エネを考えると日本も見習った方がいいように思う。

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