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 2006年8月25日 アオスタからシャモニーへ
 
ドライブ経路図
 
アオスタ→シャモニー
  アオスタを出発し、一般道を走る。途中のラウンドアバウトで標識を見逃し、ダムの方向に進んでしまった。
時間があるので少し運転練習(フルカ峠越えの道路が狭いということなので)を兼ねて少し走ってみることにした。
かなり狭い道路を走る。谷の間に大きなダムの堰堤が見えてきた。
道路のところどころに駐車しており、なにやらハイキングの用意をしている。
道が狭くなり、地道になってきた。
バイクを止めて一服している中年ライダーがいたので聞いてみたら、先は行き止まりとのことだった。
地図のSturierまで来たようだった、それで元来た道を引き返し、クールマヨールに向かう。
クールマヨールは案内書通り、アオスタと違い、にぎやかな保養地だった。
町の中の駐車場はどこも満杯で止められず仕方がないので
町の入り口まで引き返したら、駐車場が見つかった。
町の入り口にある駐車場は地下の方は有料だが、
地上部分は無料で少し待っていたらすぐに空きが出て置くことが出来た。
 
ツールド・モンブランのポスター
 アルプスが前方に見えてきた。
クールヨールの無料駐車場から見たアルプス
 
クールマヨールのツールド・モンブラン出発地点
民族衣装で踊りを披露していた。
 
なにやらやけににぎやか、道を遮断して民族衣装の女性が音楽に合わせて踊っており、
大音響でなにやらしきりにアナウンスしている。
道にまたがって『ツールド。モンブランTOUR DU MONT-BLANC』と書かれた門が設置されていた。
モンブランの周囲を徒歩で一周して時間を争う競技だそうで3年前から開催されているそうだ。
午後0時に競技が開始されるとのことだった。
町の中を散策してみた、アオスタと違ってあか抜けしている感じだった。
なんとなくアオスタと違って人が多くにぎやかだった。 

クーリマヨールの通り
 
ジョセフ・マリー・ヘンリー
アオスタの司教で登山家で植物学者
 
きのこの瓶詰め?
 
   

モンブラン・トンネルの料金所に並ぶ車。
トラックなどは別レーンで渋滞なく進んでいく 
 
モンブラントンネルの料金所
 このエベントのためか町の中はごったがえしており、道路も閉鎖されそうなので、
駐車場まで引き上げモンブラン・トンネル向けて走行した。
トンネル内は2車線で70Kmの速度規制があり、80Kmくらいで走れば
あまり車間距離を詰めてくる車はなく、比較的走行マナーいい。
トンネルの真ん中あたりがイタリアとフランスの国境だが、
トンネルの入り口にも出口にも出入国管理所はなかった。

クールマヨールからシャモニー間にはロープウェイでモンブランを超えるほうが有名で、
この方が景色はいいだろう。
味気ないトンネルを走るよりはお勧めだろう。
トンネルはあまりお勧めとは言えない。
このトンネルは99年3月の火災事故で一時通行止めになっていた。
 モンブラン・ロープウェイ
ラ・パリュー(La Palud)1370m→パヴィヨン・ドゥ・モン・フレイ(pacillon du Mont Frey)2173m→トリノ小屋(Rifugio Torino)3375m→プンタ・エルブロンネル(Punta Helbonner)3462m→エ・ギュ・デ・ミデュ(Aguille du Midi)3842m→プラン・ド・レギーユ(Plan de l'Aigulle)→シャモニー1030m 所要時間1時間40分
 モンブランはイタリアではモンテ・ビアンコ(白い山)になります。
どちらにしても意味は同じ事になる。
トンネルを抜けたら、スムーズにエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)行きのロープウエィの駐車場に到着した。
快晴でエギュミディのロープウェイの中間駅が見える。
車からセーターとアノラックを出し着替えでロープウェイ乗り場に向かった。
 モンブラントンネルを抜けてラウンドアバウトでN506へ入りシャモニーの町に入る。
川を越えたところで本日、宿泊予定のホテルALPINAが見えた。
場所が分かったので元来た道を引き返し、
エギュ・ミディ展望台ロープウエィの駐車場に車を止めた
   
 目の前にモンブランが見えるがそれほど高く見えない。
シャモニー自体が1035mと高地なのと急激に切り立っているからだろう。
中間駅から次のロープウエィに乗り込む。
しかし、シーズン中はものすごい人というので心配していたが、
もう8月末という事でバカンスも終わりなのか、待ち時間もなく、ほとんど混雑していなかった。
このロープウエィは急角度で上昇し、まるでエレベーターで上がっているような感じだった。

エギュミディ展望台は富士山より高いということで少し心配していたがなんともなかった。
20数年前富士山に登ってひどい頭痛が起こした経験があるのでかなり慎重になっていた。

 エギーユ・デュ・ミディ行きロープウェィ
 
ここから中間駅プラン・ド・レギーユ(Plan de l'Aigulle)
2317mの標高差1263mを6分で登る。
 
 
途中で見えるボソン氷河(Glacier des Bossons)、かなり後退している

 

グランドジョラスもすぐ近くに見える

雪のトンネルから望むグランドジョラス

エレベーターで最高峰に登れる 
 
氷河の上をよく見ると人が歩いている。氷河を歩くツアーがあるようだ。
氷河は横にシワがよったようなすじが見える。
よく目を凝らしてみると氷河以外にも岩山の稜線を歩いている人が見える。
最高峰へのエレベーターへのトンネルへザイルを抱えた人が数人歩いている。
ここから登山を始めるようだ。
寒いことは寒いが陽が当たっているとセーターを着てアノラックを着ていれば
それほど寒くはないが、風が吹くとかなり寒い。
有名なアルプスの山々を展望台から見るとすぐそこに見える。
そんなに高くは見えない。すぐそこで簡単に行けそうな気になる。
   
モン・モディとモンブラン
 
 エルブロンネンへ行くゴンドラが見える。これに乗ればイタリア側に行ける。
やはりモンブラン・トンネルより、こちらの方がお勧めだ。
ところでエギュ・ミディとはフランス語でエギュが『針』、ミディは時間の真ん中、
すなわち『12時』のこととパンフレットに書いてあった。
この山と太陽の方向で時間を計ったということらしい。
 
グランドジョラス4208m、エルブロンネルへのゴンドラ
 
グランドジョラスとダン・デュ・ジュアン
右側にメール・ド・グラス氷河
 グランド・ジョラス(Grandes jorasses)
フランスとイタリアの国境にある山。標高、4,208 m。
北壁(ウォーカー側稜)はヨーロッパ三大北壁の一つでもある。
長谷川恒男と森田勝の冬季北壁単独世界初登拳争いの舞台にもなった。
三大北壁中、知名度では劣るものの、難易度では最難関と言われ、
森田勝もこの山で命を落とした。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
 
1975年のエギュミディ
1975年に旅行したときの写真が出てきた。
おそらくエギュミディ展望台だろう
 
エギーユ・デュ・ミディ展望台から見るシャモニーの町
 見終わった後、カフェテリアでコーヒーでも飲むことにした。
そこでツアーのおばさんの2人組と話をした。(おばさんといっても我々とそんなに年の差はない・・・)
シャモニーに2日、サウスフェーに2日とかなりゆったりしたツアースケジュールのようだ。
休憩時間も十分にとっており、ずいぶん楽な旅行だと言うことだった。
30年前にここに来たことがあったが、展望台の様子がかなり違うし、こんなカフェテリアもなかったようにも思う。
帰りの通路で見た案内を見ると何年か前に大改築が行われたと書いてあった。
 
エギュミディからのパノラマ合成 左がモンブランだろう
 
 午後3時頃にはシャモニーに降りて、ホテルに向かった。
ホテルに止めようとしたが、駐車場がない。
フロントで聞くと川を渡った所に駐車場があるのでそこに駐車するように言われた。
割引はないのかと聞いたがないという返事だった。

今日はシャモニー側もツールド・モンブランの開始日だった。
こちらの方は午後7時にスタートだった。
シャモニー側は1周する競技でクールマヨール側はシャモニーで終了する半周タイプがあるそうだ。
早い人は23時間くらいで1周するそうだ。
シャモニーもこの行事でごった返していた。
町の会場周辺は夜中もスピーカーで大音響で放送を流しているので
近くのホテルに泊まっている人にはかなり迷惑なようだ。
   
夕方のシャモニー
   
ツールド・モンブランの出発ゲート
 シャモニー=モン=ブラン(Chamonix-Mont-Blanc)
フランス東部、オート=サヴォワ県のコミューン。
モンブランの麓にある標高1036mの登山とスキーのリゾート地である。
日本では単にシャモニーと表記する場合が多い。
引用;Wikipediaより
 今日はこれで終わり、寝ます
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