ハンガリー・チェコ・オーストリア 2005年

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2005年9月20日(火) ウィーン
 7時に朝食に向かう。かなりの混み
食事内容はこれくらいのホテルにしてはやや粗末。
プラハのメルキュールの方がいい。
 
ホテルの部屋にあったゴミ箱
3つに仕切って分別するようになっている。

 ウィーンの地下鉄
 前回見のがした王宮の見物に向かう。
ホテル前のU4のPILGRAMGASSEでHEIRIGENSTADT方面に乗り
KARLSPLATZでU1に乗り換えStepahansplatzで下車、
市電のAに乗り換えリングを1周してみた。(約30分、4km)
その後、オペラ座前で下車し王宮に向かった。
王宮ではGRAND TOUR券を購入し、中に入った。
無料で解説のレシーバーを貸してくれた。
食器類のコレクションはこれでもかというくらいあった。
食器はかなり手の込んだ立派なものでお宝鑑定団に出したら
どれほどの値がつくものか・・・とつまらないことを考えてしまった。
 
王宮の中庭

 王宮コレクションの超豪華、金の燭台
 一つ驚いたのはバスがエリザベートが初めて王宮にバスタブを取り付けたということだった。
当時、風呂が王宮になかった。体を拭き、髪を洗うくらいだったようだ。
またバス室に当時の新発明品リノリウムが貼ってあることだった。
それにトイレがないのが気になった。どうも『おまる』で用をたしていたようだ。
このあたりは日本よりかなり遅れている。
エリザベートについても彼女の話は死後に作られたもので生存中は
あまり注目に値するような人物ではなかったようで
むしろ夫のフランツヨーゼフのほうが名君として有名だったとのことだった。
別の観点から見ると彼女の生存中の行動は遊び好きの浪費女と見られても仕方ないだろう。
ただ、ハンガリーの独立についてはかなり尽力したことは間違いないようだ。
 
ウイーン美術史美術館の正面

美術館の階段
天王寺美術館もこれくらい豪華だったらな・・・ 
 美術史美術館に行く。
ここもクレジットカードの読み取り機があるのに使えない。
おかしいがなぜかと聞くのも時間の無駄なので現金を出す。
事前に『世界の美術館』という本で見所をコピーしてきたのでそれに沿って手際よく見て回った。
ひとつひとつ丹念に見ていたら日が暮れてしまう。
一部改装中で見れなかった。
そのためか絵の位置がとこどころ本と違っていた。
歩き疲れた人のためにソファーを用意してあるのはありがたい
 
カラバッジオ『ゴリアテの首を持つダビデ』
 敵将のゴリアテを倒しイスラエル王となる羊飼いの少年ダビデを描いたもの。
あまり気持ちがよくない絵だ。
カラバッジオの作品は気持ちのよくないものが多いようだ。
 
パルジャミーノ『聖パウロの回心』
  パウロが神の光で目が見えなくなり、
キリスト教に回心して目が見えるようになったというお話を絵にしたもの。
馬の首が長く小さく変な感じに思わせるのがマニエリズムという技法。
 見終わったので2階のカフェで一服することにした。
天井が高く、豪華な感じで、またかなり年期の入ったところが情緒がある。
ケーキとカプチーノを注文した。ケーキの味、ボリュームが日本と同じなのが少し気になった。
少しはケーキの味も違うかと思ったが・・・。
日本のレベルが向上したのだろう。
※写真撮影OKでした
 
ブリューゲル『バベルの塔』
有名な旧約聖書の物語。
 
美術館のカフェ
豪華なので休憩するのがお勧め
 ウィーン国立歌劇場 見学に向かう。
一服するためにリンクの市電で一周していたため到着が3時ぎりぎりになっていた。
なんとか最後の3時の日本語ガイドに間に合った。
劇場の方は近代的すぎてしょぼい。これにはがっかりした、
プラハの国民劇場のほうが少し小さいが豪華で見応えがある。
説明によるとやはり建築時の財政的な問題だったようだ。
ガイドはかなり日本語がうまい、うますぎる。
時々冗談も入ってなかなかおもしろい。
最後に質問があるかとのことだったので
『このオペラ座にはパリのオペラ座のように伝説はないのか』
と聞いてみたが、
少し答えに窮していたが『残念ながらない・・』という返事だった。
   
客席
少し豪華さに欠けるのが残念・・・
 
天井がかなりしょぼい
 
舞台の準備
客席からよく見えるように
少し奥に向け傾斜している
雨 が降っていて寒い。
傘の用意をしてきたのは正解だった。
帰りにU3のNEUBAUG駅で降りてスーパーマーケットに行ってみた。
チョコレートなどは駅のコンビニに比べ同じものがかなり安い。
今日は雨で寒いので早い目にホテルに帰って一服することにした。

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