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2011年6月6日(月) 7日目 |
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7日目 |
6月6日(月) |
7:00/アテネ・ピレウス港に入港。 下船後、メテオラへ。
午後:【世界遺産】メテオラ観光(メガロメテオロン修道院とルサヌー修道院に入場)。 ♪♪メテオラ修道院群が見渡せる絶景スポットに!!♪♪ ◆こだわりのポイント◆ お泊りはメテオラの奇岩が見えるメテオラホテル |
【宿泊地:カランバカ泊】
メテオラ・ホテル |
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朝、起きてみたらもうピレウス港に停泊していた。
今日も快晴、傘は必要なかった。(日傘としては有用) |
朝のピレウス港、続々とフェリーが入港していた |
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バスでメテオラへ向かう。
少し、メテオラまでは距離がある。
途中でテルモビュレで停車して休憩。
ここはペルシャ戦争の時のスパルタの軍が全滅したことで有名なテルモビュレの戦いがあったところで映画『スリーハンドレッド』の映画にもなっている。
テルモビュレはギリシャ語で”hot gate(熱い門)”を意味する。
神話ではヘラクレスがマントに付いたヒドラの毒を洗い落とすため川に飛び込んだ。
そのため川が熱くなり、以後そのように呼ばれるようになった。
テルモビュレの近くには温泉が湧いている。 |
テルモビュレ古戦場の記念碑
1955年にギリシャ王パウロスⅠ世(1901-1964)が建てた |
スパルタ王のレオニダス |
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碑文の文字
Μολών λαβέ(来て、それを得よ=奪いに来い)
(モロン ラヴェ)
come and get them |
※と、あるホームページに書いてありました
ペルシャ王クセルクセスがレオニダスに降伏するように伝えたときレオニダスが答えた言葉だそうです。 |
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EYROTAS |
TAYGETOS |
この2つの大理石像はスパルタのランドマークのEUROTAS(エウロタス)川とTAYGETOS(タイゲトス)山を表している。 |
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ここは両側に山がせまり狭くなっている。
ペルシャ軍といっても傭兵が主体であまり統率がとれていない。
またこの付近は狭く大軍では戦いづらい場所である。
だから、300人程度のスパルタ軍が戦えたのだろう。 |
ペルシャ戦争 BC492年からBC449年までペルシア帝国とギリシア都市国家連合との間で断続的に行われた戦争。 その原因はイオニア地方での都市反乱(BC500年~BC493年)に応援したギリシアへの報復としてペルシア帝国がしかけたものである。 ペルシャ側はBC492年、490年、480年の三度も遠征したが、結局、ギリシャ都市国家連合に敗れた。 勝利したギリシャ都市国家だったが、その後、アテネとスパルタの覇権争いが始まった。それがペロポネソス戦争に発展して両都市国家は衰退し、最終的にマケドニア王国に征服された。 映画『300スリー・ハンドレッド』はBC480年第二次ペルシャ戦争のテルモビュレの戦いをモデルにしたものである。 テルモビュレの戦いではペルシアの圧倒的な戦力差でギリシア連合軍は劣勢であった。 指揮官レオニダス率いるスパルタ軍は地の利を生かして戦ったが圧倒的な数のペルシア軍に破れ全滅した。 この戦いではペルシャ軍司令官クセルクセルの2人の兄弟が戦死している。 |
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スリーハンドレッド映画予告編 |
テルモビュレからメテオラに向かう途中、運転手さんがコウノトリがいる教会があるので見ていくかということで臨時停車。
確かに教会のドーム上にコウノトリが巣を作っていた。 |
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MORF/KOS SYLLOGOS
ARTESIANOY
1985 |
※ΣΥΛΛΟΓΟ:協会
※ARTESIANO ここの地名 |
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昼食のレストラン『Palazzo』 |
定番の野菜サラダ
(切り方がなんとかならんのか・・・) |
パイのような? |
ムサカ(ラザニアのようなもの)
ナス、ジャガイモ、ミートソース、
パルメザンチーズの重ね焼き |
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昼食を終えた後、メテオラの奇岩と修道院を見学に向かう。
ガイドの説明をよく聞いていなかったのでどの撮影した修道院がどれかよく分からなくなってしまった。
後で他の人のホームぺージ画像を参考に説明を付けることになってしまった。 |
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アギオス・ニコラウス修道院 |
拡大 |
アギオス・ニコラウス修道院
1510年頃に建てられた修道院で1527年にクレタ派の聖人画家テオファネスのフレスコ画が描かれている。 |
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メガロメテオロン修道院(駐車場から)
14世紀にアタナシオス修道士が建てたメテオラ最大の修道院、幅の広いプラティ・リトス(Platys Lithos)という岩の上に建てたられている。 |
メテオラとは『空中につり下げられた』という意味だそうです。 |
メガロメテオロン修道院への途中の
通路から振り返る
向こうに見えるのヴァルラーム修道院 |
ヴァルラーム修道院 |
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メガロメテオロン修道院の入り口 |
入り口を入った所から
振り返る |
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メガロメテオロン修道院
メテオラの中で一番大きい修道院で、この修道院は自治権を持っており、多数の貴重な美術品を所有している。
食堂や図書館は博物館となっている。
昔は現在のような橋や階段(115段)がなく、梯子や滑車につるした網袋で修道院に出入りしていた。 |
メガロメテオロン内部 |
Most Holly Mother of God Save US |
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メテオラ メテオラ (Μετέωρα) はギリシア北西部、セサリア(テッサリア)地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体、いわゆるメテオラ修道院群の総称である。 その地形及びギリシア正教の修道院文化の価値からユネスコ世界遺産(文化・自然複合遺産)に指定されている。 その名はギリシア語で「中空の」を意味する「メテオロス」(μετέωρος)という言葉に由来している。 引用:フリー百科事典Wikipedia【詳細】 |
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メガロメテオロンからカランバカの町を望む |
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これをたたいて何かを知らせた。
(永平寺にも煮たようなものがあった) |
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ギリシャ正教の十字の切り方はカトリックと逆で『上→下→右→左』 |
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ギリシャ正教の十字を切るときの指位置
十字を画くにあたっては、指の形が定められている。
右手の親指と人差し指と中指の先を合わせ、薬指と小指を曲げる。合わせられた三本の指は至聖三者(三位一体)を表し、曲げられた二本の指はイイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシャ語読み)の神性と人性の両性を表す。
引用:フリー百科事典Wikipedia【詳細】 |
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この修道院で死んだ修道士の遺骨
ちょっと不気味・・・ |
昔は雨水を貯めて飲料水としていた
その貯水槽、現在は使っていない |
上右にMEGARO METEORON |
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双頭の鷲はもとは東ローマ帝国の紋章でそれがギリシャ正教に受け継がれた。 |
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修道院の炊事場 |
中庭 |
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メガロメテオロン修道院の聖堂
ギリシャ正教の聖堂は正十字になっている |
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メガロメテオロン修道院の入場券 |
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アギオス・ステファノス修道院 |
アギオス・ステファノス修道院
14世紀頃のに建てられた尼僧院で。
高さ575メートルの岩山の頂上に建てられている。
内部には二つの教会があり、14世紀に造られた教会には金箔の木彫や壁画が有名。
また、18世紀末に造られた教会には殉教聖者ハランボス(2世紀頃)の聖遺物が安置されている。 |
アギオス・ステファノス(Agios Stefanos)修道院 |
拡大像
尼僧院でここからはカランバカの町がよく見える。
1798年殉死した聖ハラランボスの遺体が安置されている。 |
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アギアトリアダとルサノウ修道院 |
メテオラと007
メテオラは、007シリーズの『ユア・アイズ・オンリー』のロケ地として使われた 。
ロジャー・ムーア演じるジェームズ・ボンドが、断崖絶壁で宙づりになる場面の舞台になっている。 |
アギア・トリアダ(Agia Triada)修道院 |
アギア・トリアダ修道院の拡大像
高さ565mの岩の上にあり、130段の階段を上らなければ入れない。
絵はがきによく使われている風景写真の場所である。
『007ユア・アイズ・オンリー』のロケに使われたはず。 |
14世紀に修道士ドメティウスにより岩山(665m)の頂上に建てられ、15世紀に改築されている。
修道院内部の17世紀から18世紀頃に描かれた壁画が有名である。 |
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ルサヌー(Roussanou)修道院 |
ルサヌー(Roussanou)修道院(拡大)
1930年に橋がかけられ行きやすくなった |
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ルサヌー(Roussanou)修道院入場券 |
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昔はこのウインチで登り降りしていた
まさに命がけ |
メガロメテオロンと同様、呼び出しのたたく板 |
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ルサヌー(Roussanou)修道院
1288年に建てられ1545年に修道院に改修された。
1560年にクレタ派の画家によって描かれたフレスコ画が有名。 |
ルサノー修道院のベランダからの景色 |
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カランバカへ向かう途中で撮影 |
メテオラの奇岩
ホテル近くの風景 |
メテオラの奇岩
岩に彫り込んだようになにかが見える。 |
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修道院と教会の違い
修道院は修行の場で教会は信者との交流の場と区別するのが一般的。
男性の修道院はmonastery、女性の修道院はconventと英語では区別される。 |
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メテオラ・ホテルはロケーション抜群だが町の中ではないので周囲にはなにもない。
ホテル内も少しがらんとしており、ロビーもやたら広いので人気がないとさみしい。 |
メテオラ・ホテル全景 |
部屋は広いが少し殺風景 |
食堂も少しだだっ広く殺風景 |
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ポテトサラダ |
ピーマンの肉詰め |
魚の唐揚げ |
メテオラ ホテルの夕食、あまり珍しくないメニューでした。 |
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